日商PC検定試験の難易度(3級)

日商PC検定3級 試験別難易度

3級の共通範囲(知識)

3級の知識科目は全30問の三択問題です。そのうち、共通範囲からは15〜20問程度と、共通範囲がやや多めに出題される傾向にあります。ちなみに、共通範囲とは文書作成・データ活用・プレゼン資料作成の知識科目には共通して出題される範囲のことです。

内容はそこまで難しくありませんが、対策は必須です。たとえば、みなさんは「デジタル5大パワー」をご存知ですか?これは日商独自の枠組みなのですが、これがそのまま問題に登場してきます。

その他、IT関連だけでなく、ビジネス関連の知識も求められますが、全般的にそこまで難しい内容ではないので、「完全マスター」を購入し、ひたすら問題を解くだけで自然と覚えられます。しっかりと学習したい方は、2級や1級を見据えている方は「公式テキスト」と「完全マスター」の両方を購入したいところです。

文書作成3級(知識&実技)

まったくの0から勉強を始めるなら、最も簡単な試験です。Word・Excel・PowerPointのスキルが程よく備わっているならプレゼン資料作成3級の方が簡単です。

実技科目は一般的なパソコン教室のWord入門講座レベルのスキルしか問われないので簡単です。知識科目は公式テキストで紹介されている文章表現、日本語のルールなどが中心に出題されます。常識の範囲内であるので、難しくはありません。また、知識科目で学習した文書フォーマットや文章表現をそのまま実技問題に反映させることもあるので、知識科目への対策が合格への道のりになります。

データ活用3級(知識&実技)

3級の中では最も難しい試験です。実技科目ではVLOOKUP関数、ピボットテーブル、複合グラフ作成あたりができないと合格が難しいですが、これは一般的なパソコン教室のExcel応用講座レベルの内容に相当します。

知識科目については、得意な方と苦手な方に分かれると思います。原価率や構成比などの計算式、グラフの用途、基本の関数など、計算やExcelに関しての問題が中心になります。ただ、Excelが満足に使える方にとっては常識的な内容で、そこまで難しいものではありません。それ以外の方も慣れてしまえば知識科目の中で一番簡単だと感じられるようになると思います。そのため、どちらかと言えば実技をしっかりと対策したいところです。

プレゼン資料作成3級(知識&実技)

PowerPointのスキルがある方なら、最も簡単な試験と言えます。実技では、スライドを作成したり、中身を編集するくらいのことしか行いません。PowerPointの中でも難しめなアニメーション、スライドマスタなどはすべて2級の範囲内です。

知識科目はプレゼンの準備からアフターフォローに至るまでの内容が出題されます。こちらは、「プレゼンの企画・設計」「プレゼン資料の作成」「プレゼンの実施」などという日商独自の枠組みから出題されるので、公式テキストに目を通すことをお勧めします。


 
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