日商PC検定 文書作成の特徴

Wordができる=自分の力で文書を作成できる

求人広告や採用条件などを見ると「Wordができる人」と書かれていることがあります。私が転職活動をしているときの就活仲間と話していると、「Wordができる人って、どこまでできれば良いの」ということが話題になりました。

私は表題のとおり「自分の力で文書を作成できる人こそが、Wordができる人だと思っています。MOSを始めとした資格を取得しても、実践に使用できないのであれば何の意味もありません。

でも、日商PC検定(文書作成)なら、「文書作成に最低限必要な機能をマスターし、自分自身の力で文書を作成できる力」を身に付けることができます。

文書作成の特徴=知識科目対策がそのまま実技科目対策になる

文書作成は3,2,1級のどれを見ても、「Wordの最低限の機能を使い、1つの文書を作り上げていく」という試験になっています。Wordに必要なスキルは本当に必要最低限となっているため、実技対策にはあまり力を入れずともマスターすることができます。

文書作成の対策で重要なのは知識科目の対策です。知識科目では「文書フォーマット(型)」「文書の種類」「日本語表現」などを学習するのですが、この知識科目の内容がそのまま実技科目にも出題されます。

実技科目対策として重要なのは「Wordの操作」+「知識科目の8:2」

実技科目の対策として、まず各級で求められているWordの機能を知っていることが前提となります。その上で、知識科目対策として学習する「文書フォーマット(型)」「敬語や誤字脱字などの国語力」を身に付ければ合格することができます。

全体の重要度を10とすると、力を入れるべきなのは、「文書フォーマット=8」「国語力=2」となっています。このあたりは、3,2,1級の対策ページでご紹介をしていきます。

文書作成の実技問題は、問題文がイジワル

実技科目の問題文は、「全体的な目的を表す前文」と「修正指示」の2つに分かれているのですが、常に文書作成の目的を見失わないように注意することが大切です。

たとえば、こんなケース

前文に「平成25年に作成した文書を編集して、平成26年用の文書を作成しましょう」と書かれていたとします。その後に、細かい修正指示が書かれているのですが、特に日付の指示がイジワルです。修正指示には「日付を4月2日に直してください。」というように、月日しか書かれていません。このとき、文書中にある「平成25年」を「平成26年」と書き直し忘れると減点になってしまうので、注意が必要です。

知識科目の対策は、公式テキストの内容をすべて覚えること

知識科目の試験範囲は、公式テキスト全体です。ですから、基本的には公式テキストを覚えるほかありません。ただ、3級と2級については完全マスターに出題されている知識問題を行うだけでもすることができます。まずは完全マスターを購入してみて、少し知識科目が苦手と感じた方や、中身までしっかりと理解したいと感じた方は、公式テキストを購入すると良いでしょう。


 
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