日商PC検定試験の難易度(2級)

日商PC検定2級 試験別難易度

2級の共通範囲(知識)

2級の知識科目は全30問の三択問題です。そのうち、共通範囲からは15〜20問程度と、共通範囲がやや多めに出題される傾向にあります。

「EDI(電子データ交換)」「XMLなどのマークアップ言語」「電子商取引に関する法律」と聞いて、「えっ?」と思った方は、完全マスターや公式テキストでの対策を行いましょう。もともとITスキルに長けている方については、完全マスターの模擬試験をひたすら解くだけでも大丈夫です。

文書作成2級(知識&実技)

実は、2級の中で合格率が最も低い試験です。求められるスキルは高くありませんが、文書フォーマットに従うのが大変です。難しいのではなく、操作の選択肢がいくつもあるため、「何が正しくて、何が間違いなのか」がはっきりしません。そのため、非常にもどかしい思いをします。100点満点の自信があっても、フタを開けたら80点代だった・・・ということもあるので、「-15点」くらいの誤差があると考えておきましょう(もう少し問題を改善してもらいたいところです)。

知識科目には、プレゼン資料作成の内容が加わってきます。特に、「色づかい」や「プレゼンの流れ」など、プレゼン資料作成でも中心的に取り上げられている内容から出題されます。こちらは文書作成2級用の公式テキストや完全マスターで対策可能です。

データ活用2級(知識&実技)

3つの試験の中でも求められるスキルは高い方ですが、問題が完全にパターン化しているので対策は簡単です。実は3級よりも合格率が高いか、同等くらいになっています。また、実技科目だけで言えば、3級と2級を合わせても最も100点満点が取得しやすい試験と言えます。最終的な数字が合っていれば正解になるので、とても分かりやすいです。

知識科目は3級の延長で、あまり大差がありません。私が通っていたパソコン教室では共通範囲と実技対策の授業でしたが、確かに3級対策と実技対策をすれば十分に対応できました。それよりも実技問題が難しいので、実技への対策をしっかりしたいところです。

プレゼン資料作成2級(知識&実技)

2級の試験でも、このプレゼン資料作成が最も簡単な試験です。文書作成のように、あいまいな選択肢がないですし、データ活用のように高度な操作が求められるわけではありません。実技科目における3級との違いは、スライドマスタ、アニメーション、ヘッダーとフッターなどの設定が加わっていることくらいです。

知識科目については、少し対策が必要です。特に、プレゼンの流れ、色やデザインについてはしっかりと対策しましょう。


 
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