データ活用3級 実技科目の基本的な対策方法
データ活用3級で使用するExcelの機能
データ活用は実技科目重視の試験です。実技科目を理解すれば、自然と知識科目も解答できるようになるので、しっかりと対策していきましょう。
- Excelの起動、保存、終了
- データの入力、データの編集
- 書式設定や表示形式(文字の大きさ、セルの塗りつぶし、小数点以下の桁数など)
- 行・列の操作(行や列の追加・削除など)
- 数式の入力(四則演算・絶対参照)
- 関数(SUM、AVERAGE、COUNT、COUNTA、ROUND、IF、VLOOKUP、RANKなど)
- ビジネス数字(構成比率・前年度比・目標達成率など)
- 集計(小計、ピボットテーブル)
- グラフ作成とグラフの書式設定
データ活用3級の問題内容
データ活用3級の試験は、文書作成やプレゼン資料作成に比べて高度な機能を使用します。でも、実はパターン化されているので そのパターンを理解しながら練習に取り組むと、あっという間に対策が可能です。
問題パターン
- あらかじめ売上データベースやアンケートデータベースなどが入力されている
- 上記のデータベースに新しいデータを入力したり、編集したりする(行の追加、データ入力)
- 完成したデータベースを集計する(ピボットテーブル、小計)
- 集計結果を解答用の集計表にコピーする(コピー&ペースト)
- 構成比率や予算達成率などを計算し、集計表を完成させる(ビジネス数字の計算)
- もうひとつ集計表があるので、ステップ3〜5を再度行う
- 2つ目の集計表をもとにグラフを作成する(グラフの作成、編集)
試験で使用する関数について
試験範囲に含まれる関数にはいくつかの種類があるのですが、実際には次の5つを覚えておけば問題ありません。上から優先度が高い順に並べてみました。だいたいの場合は、上2つしか使用しません。残りの3つは、ごくまれに出題される程度です。
- SUM関数
- AERAGE関数
- VLOOKUP関数
- IF関数
- COUNT関数
その他のポイント
- 集計はピボットテーブル1つ覚えておけば確実にできる。その他の機能(小計やSUMIF関数、AVERAGEIF関数、COUNTIF関数など)は好みで使用すると良い。
- 集計結果を貼り付ける場合には、値だけを貼り付ける方法を使用し、書式は貼り付けない。
- 構成比率や予算達成率などの「比率」を計算するときは、表の単位に注意する。表内に単位として「%」が記載されている場合は、データ上に%を付けてはいけない。
- グラフは複合グラフ(1つのグラフに棒グラフと折れ線グラフが混在するグラフ)を作成できるレベルが好ましい。
データ活用には、さまざま「コツ・ポイント」があるので、少なくとも完全マスターの模擬試験だけはやっておいた方が良いでしょう。