プレゼン資料作成はおすすめの検定試験です
新入社員や学生の中には、「パワーポイント」を学習する機会はあっても、「プレゼンテーション」に学習する機会の無い方がいらっしゃいます。就職や転職目的などで、パソコン教室にてパワーポイント講座などを学習している方も同じです。プレゼン資料作成に合格するためには、プレゼンテーションの企画・設計、プレゼン資料の作成、プレゼンテーションの実施に関する知識が求められます。要するに、プレゼンテーションとパワーポイントの両方が身につく最高の検定試験であるということです。
プレゼン資料作成3級知識科目の基本的な対策方法
- 公式テキスト&問題集を購入し、問題を解く
正直なところ、「テキスト」を使用するか、「パソコン教室や通信教育」を使用するしか手はありません。何も対策をせずに受験するのはほぼ不可能でしょう。なお、公式テキスト&問題集を使う場合にはひとつだけ注意点があります。公式テキスト&問題集は、パワーポイントが使用できる前提で作成されています。ですから、パワーポイントの使い方に関する内容は学習できないものとお考えください。
パワーポイントのスキルから学習したい方はパソコン教室や通信教材を使い、パワーポイントのスキルに自身のある方は公式テキスト&問題集のみで大丈夫でしょう。必要とされるスキルは、実技科目対策のページをご参照ください。
プレゼン資料作成3級知識科目の主な問題内容
プレゼン資料作成の知識は、「プレゼンの流れ」に沿っています。その流れというのは、「プレゼンの企画・設計」「プレゼン資料の作成」「プレゼンの実施」の3つになります。ちなみに、この「プレゼンの流れ」は公式テキストに基づくもので、試験でもそのまま出題されます。公式テキスト&問題集に触れておかないと専門用語が分からないので、必ず購入をしましょう。(パソコン教室などで対策をする場合は問題ないです)
- プレゼンの基本
- プレゼンとは
- プレゼンの流れ(企画・設計→資料作成→実施)
- プレゼンの種類(目的別・形態別・手段別)
- プレゼンの企画・設計
- プレゼンの企画(目的を明確に、聞き手の分析、情報収集など)
- プレゼンの設計(プレゼンの構成、本論の構成、訴求ポイントなど)
- プレゼン資料の作成・分かりやすいプレゼン資料・見やすくする表現技術
- プレゼン資料作成の流れ
- プレゼン資料の構成要素
- 箇条書き
- 図解・写真・画像・表・グラフ
- 色づかいの基本(色の効果、色の演出、テーマ、色遣いのコツなど)
- レイアウトやデザインのコツ(情報量、図形や矢印が持つイメージなど)
- プレゼン資料の実施
- プレゼン実施前の確認事項
- リハーサル
- 会場の設営
- プレゼン実施の流れ
- 姿勢・声の出し方・アイコンタクト
- アフターフォロー
問題例1
プレゼンの企画・設計のステップにおける「設計」で行う作業として、適切なものを選びなさい
- 配布資料の作成
- 聞き手の分析
- プレゼンストーリーの組み立て
正解は3番です。配布資料の作成は、プレゼン資料の作成のステップです。聞き手の分析は、プレゼンの企画のステップです。プレゼンの企画をしたのちに、おおまかな骨組(ストーリー)を作成してから、資料の作成に入ります。
問題例2
プレゼンの構成の中の「本論」について述べた文として、適切なものを次の中から選びなさい
- 本論はプレゼン実施の中でも最も時間をかけて行われるもので、具体的な内容などを詳しく述べる
- 本論で大事なことは、重要ポイントを繰り返し述べることである
- 本論で理由や根拠を示すときは、可能な限り簡潔に述べるのがよい
正解は1番です。重要なポイントの繰り返しは「本論」ではなく、「まとめ」で行います。
問題例3
「積極的」と「消極的」を対比させた図解に設定する場合、色相環における色の組み合わせとして最も適しているものを選びなさい。
- 隣接する2色を組み合わせる
- どの色でも良い
- 相対する2色を組み合わせる
正解は3番です。「積極的」と「消極的」は180度逆の意味を持つ言葉です。これを色で表現する場合は、やはり色も相対するものが好ましいです。